肝心要

梅雨明けはまだですが、毎日初夏を思わせる様暑いです。
こんな時はキンキンに冷えたビールが美味しいですね!!
けれども飲み過ぎには注意.....肝臓に負担が!!
本日は肝臓について記載させて頂きます。

肝臓は『肝心要』という言葉とおり大変重要な臓器です。
先ずは肝臓の機能について...
肝臓には沢山の機能がありますが一つには、栄養素の代謝機能があります。
代謝とは、簡単に言えば食事で摂り入れた栄養素を体内で燃やし活動するためのエネルギーとする事。
栄養素をエネルギーに変え消費するシステムを代謝と言います。
肝臓は、糖質の代謝を行います。血液中の糖分の調節をします。過剰な糖分は代謝しきれず脂質となって肥満と成り得ます。
またタンパク質の代謝を行います。肝臓で成合成されるアルブミンというタンパク質は血管から水がしみ出すのを防ぐ働きがあります。
なので機能が低下すると、むくみや浮腫と成ります。
またアルブミンはマイナスに電荷しているのでプラスイオン=例えばカルシウムや銅などとくっ付き血管の中を運搬します。
そして肝臓は脂質の代謝を行います。通常体内に入った脂質はリン脂質、コレステロール、中性脂肪といった形で存在してますが、その後肝臓で分解や合成を繰り返されて体内に分布します。

肝臓の機能の2つ目は、皆さんも良くご存知の解毒作用があります。
アルコール、薬物、アンモニアなど体に有害な物質を分解処理して無毒化します。

肝臓の機能3つ目は、肝臓で処理された食べ物が胆汁として、一旦胆のうに蓄えられ十二指腸から分泌されます。その胆汁は脂肪やビタミンの吸収を助けます。

このように肝臓は我々にとって大切な臓器なのですが、多少の障害では症状が現れず、症状が自覚できた時にはかなり病状が進行してることがありますので、日頃から気を付けると同時に定期検査を受ける事が重要です。

それでは、肝臓の病気ってどんなものなのでしょうか?
肝臓病の約80%は肝炎ウイルスが関与しています。
ウイルスの種類によってA型、B型、C型などその他沢山あります。
A型は食べ物 例えば生牡蠣などから感染します。発病後6ヶ月以内に治ります。
B型は、血液感染。輸血などで感染します。慢性の肝炎や劇症肝炎となる可能性があります。
C型も血液感染です。大部分は慢性肝炎に移行しますが、肝硬変、肝細胞癌に進行する事が多くあります。
最近では、インターフェロンなどの薬物療法で緩解する事も多い様です。
その他の肝臓障害として、アルコールの飲み過ぎによる『アルコール性肝炎』や薬や肥満が原因の肝障害がありますが、こちらはウイルス性とは違い、自分の意思によって予防出来ると思います。

さて肝炎ウイルスに感染している方は、歯科治療を受ける場合は必ず初診時に歯科医師か歯科衛生士にお伝え下さい。なぜなら、歯科治療においては抜歯や歯石除去など出血を伴う処置が多くあります。
院内で感染者が非感染者に罹患させては大変です。
先ずは我々が感染しない様マスクや手袋をして、また全ての患者さんの使うコップやエプロン、一部の器具はディスポーザブル(使い捨て)にして、また再度使用する器具などは流水下で洗浄後、薬液による菌の処理、またオートクレーブ、ガス滅菌器によって全ての菌を死滅させてから皆さんに使っておりますので御安心下さい。

肝障害が重度になる事で、傷が治りくくなりますし止血しにくくなります。
万が一にも肝臓病になったらと考えますと、いつも口腔内に病状を持たない事。
肝細胞の再生を助ける為にも、高カロリー高タンパクの食事が美味しく戴ける様、歯の健康には留意したい物です。
口は健康の入り口。ちゃんと咬める事は非常に大切です。

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